第5回ひがしおうみSNSモニターツアーレポート(1)

東近江市体験交流型旅行協議会

2015年03月18日 10:55

3月14日(土)・15日(日)開催の「第5回ひがしおうみしSNSモニターツアー」無事終了しました
モニターツアーにご参加いただいた11名の皆さま、そしてお忙しい中ご協力くださいました皆さまに感謝いたします
本当にありがとうございました

                               

では、さっそくモニターツアーのご報告を。
3月14日土曜日9:30amに集合ということで、小雨の中を能登川駅にバスでお出迎え
今回、ご参加いただいたのは、合計3組、11名です
何と、というか、やっぱり、というか、全員女性
リピーターの方やその方から勧められて参加してくださった方など、3組につながりがあり、
かしましい(にぎやかで楽しい)2日間になりそうな予感

まずは、能登川駅から車で10分ほどの㈱タイナカさんへ。
「簾(すだれ)」や「茅葺き(かやぶき)」の加工や販売をされている会社です。
田井中社長は寺社や文化財、民家などの萱葺き屋根の工事のため日頃は日本各地で仕事をされており、ほとんど会社にはおられないのですが、この日はモニターツアー一行を東近江市福堂町の会社で出迎えてくださいました。

こちらでは、ランチョンマットサイズの簾作りの
体験をさせていただきます。
田井中社長から材料などの説明をいただき、
まずは材料選び。
ヨシやセイタカアワダチソウなど「選ぶ」ところから始められるように何種類か用意しておいてくださいました。
特にヨシは、刈り取った後、何年も寝かせないと、材料としては使いものにならず、古いものでは20年以上前のものがストックしてあるそうです。
(今、話題の朝ドラ「マッサン」のウイスキーの
原酒みたいですね...笑)


現在、社長が使っておられるヨシは、おじいさまが刈り取られたもので、
今年、刈り取られたヨシは後の世代のためのものだそうで、世代を越えて
受け継がれていく仕事なのです。
今日までに手をかけられ、時間をかけられた材料と思うと、粗雑に扱えません。


                     作業が始まると、みなさん真剣。
                     集中しての作業になりました。


すだれ編み機は、当協議会の特注品で、
タイナカさんに持ち込みました。
  
組み立て式で、普段は場所をとらないので

でも木の重しに巻きつけた糸が、たびたびはずれ、
重しの転がる音が響いていました






糸(今回は4本使用)の両端をそれぞれ重しに巻きつけて、その2つの重し(合計8個)を
横板の手前と向こう側に。
2枚の横板の間にヨシなど棒状のものを1本置き、重しのついた糸を前後に交差する。
これを繰り返します。

  

  









完成の一歩手前。                         最後の工程。
きれいな柄がはいったヨシの作品です。          端を切り揃えます。                        
  

予定時間をオーバーしましたが、全員が完成にこぎつけました

「午前中で、やり切った感がある」という声に共感 私もがんばりました

外に出ると、雨も止んでいて、心地よい疲れを感じながら昼食に向かいました


田井中社長には、本当にお忙しい中(そして、会社のブログによるとお嬢様の
卒業式の日だったとか)、時間を割いていただきありがとうございました。

この体験で、すだれと萱葺きへの関心が高まりました。

今後、すだれを見かけるたびに注目し、萱葺き屋根を見るたびに㈱タイナカさんを
思い出すことと思います。


      

株式会社タイナカ

すだれ、茅葺きの加工・販売

住所: 東近江市福堂町1426

電話: 0748-45-0336

FAX: 0748-45-0322

ホームページは  こちら (ここからブログも見られます。) 


(注)すだれ編み体験は今回のツアーの特別メニューで、普段は受けておられません。

      


モニターツアーレポートはまだまだつづきます。

順次載せていきますので、また読んでくださいね。




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